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演目 上本郷の三匹獅子舞は、江戸時代中頃に伝えられたといわれます。当地では、神に供えたしし鹿の頭を模しているとされ、 ご こく ほうじょう五穀豊穣・厄病退散を願って舞います。三人一組の舞子が合計六組おり、風早神社・明治神社にて順に舞を奉納していきます。それぞれがおお じ し大獅子・め じ し女獅子・なか じ し中獅子に扮し、太鼓を打ち鳴らしながら横笛にあわせて力強い舞を披露します。獅子の世話を焼いているのは、ヤ エン ボ野猿坊といわれる役です。 十曲までは全組共通ですが、最後の曲だけは年功によって異なります。曲中、女獅子をめぐり大獅子と中獅子がケンカをしますが、その結果については、「大獅子が勝ち中獅子はふてくされる」というものや、逆に「中獅子が勝って喜びをあらわす」というものなど、いくつかの説があり、物語としても楽しめます。 一.花の道中 一の鳥居から練り歩きます。 二.中の道中 二の鳥居まで練り歩きます。 三.野猿道中 足を左右に跳ねあげながら前進します。 四.女獅子の出端 女獅子の顔見せです。他の二匹と異なり、足を高くあげず体を左右に振りながら溌剌と舞います。終わりに前に出るのは中獅子です。 五.中獅子の出端 中獅子の顔見せです。首を左右に振る所作が多く、獅子頭の細かな揺れが美しい舞です。 六.中獅子の御子 若くしなやかな中獅子と溌剌とした女獅子が、ともに舞い遊びます。両者は対称的ですが、足の運び方にそれぞれの特徴が出ています。 七.中獅子の岡崎 引き続き中獅子と女獅子とが連れ立ち戯れる様をあらわします。最後に大獅子が勇壮に出てきます。 八.大獅子の出端 大獅子の顔見せです。威嚇するような所作で硬派な力強さを誇示します。 九.さがりは 三匹が並んで、一斉に跳躍したり腰を落としたりする激しく美しい舞です。 十.大獅子の御子 三匹が腰を落とし顔をつき合わせる所作が出てきます。これは、話し合いの様を表すといわれます。 十一.岡崎 一、二年目の舞子が舞います。それぞれの獅子の性格があらわれた所作で、にぎやかに舞います。途中花カゴの後ろに女獅子が下がり、大獅子と中獅子のケンカが始まります。 十二.橋がかり 三、四年目の舞子が舞う、岡崎よりも長く難しい曲です。笛、太鼓、所作が徐々に盛り上がり、迫力を増していきます。ここでも花カゴが登場しケンカが見られます。 十三.剣 五、六年目の舞子が舞います。大獅子と中獅子は腰に剣をはき、氏神様の前で蛇に見立てた竹を切ります。これは厄除けの意味が込められた重要な場面であるとともに、最大の見せ場でもあります。その後花カゴが登場し、ケンカが始まります。 (上本郷獅子講中)
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